2003年

FRIDAY, JUNE 27

はい。N.Y.への引っ越し前日でございます。今日はまず引っ越し先の電話の手続きを完了させ、ルームメイトのギターの達人めん氏と最後の外食へ。今週はN.Y.でJVC JAZZ FESTIVALがあり、それを見るため出払っていて、Berkleeの150には友人の姿はほとんどない。しかし最後にトニーとホセに会えたのでN.Y.に引っ越すことを伝える。

それからMailBoxに寄り、食事に行く前に楽器屋(Gordon Lasalle Music Wurlitzer)に入ってみた。そこでなんとめん氏が中古の"t.c.electronicのCHORUSプラス"を発見。前からずっと探していたためその場に飾っていたエピフォンの335とFendarのアンプで試奏後、即購入。高い買い物だがこれからずっと僕の手足となって働いてくれるであろう。

"t.c.electronicのCHORUSプラス"

夜8時頃から、ドラマーのきわむ氏が家に来る。昨日からの音ネタ交換会の続きである。きわむ氏が物色中に、最後のパッケージングと部屋の掃除を開始。十一時ごろからめん氏ときわむ氏にチャーハンを作ってふるまうが、ここでトラブル発生。最近タイミングが悪く連絡がつかなかったギターリストたつやさんが会いに来るという。悪い予感・・・会えたのは嬉しかったが彼は常にタイミングが悪い。ぎりぎりだよ~引っ越し準備間に合わないよ~

めん氏とたつやさんと話しているうちに朝が来た。

SATURDAY, JUNE 28

引っ越し当日でございます。はい。徹夜です。たつやさん最強です。彼についてはまたくわしくdiaryで書くときが来るでしょう。っていうか今日大丈夫か僕は?

引っ越しの段取りとしてはギターリストしん君にレンタカーを借りてもらってそれでもってギターリストりゅういち君とアルトサックスのしゅうさく君に手伝ってもらって一度で移動という強行日程です。みなさんホントにありがとう。

さあここからが問題です。トラブル続きの旅を語っていきましょう。

まずレンタカーを借りに行くとサイズが違う。小さすぎ。これでは荷物を積んだ後りゅういち君としゅうさくくんはチャイナバス行きになってしまうではないか。ここはしん君の交渉により大型バンをゲット。

荷物の積み込みだが,重いんだこれが.。楽器機材類と本書類ばっかりだからね。しかも五階からおろさないといけない。みなさん迷惑かけます。

荷物を積み込んでいるときに、朝のタバコタイムで外に出てきていたみつはる氏に会う。引っ越し後連絡先を伝えることにする。彼はBerkleeを代表するSAX奏者である。早くN.Y.に来て欲しい。

Drive_1

そして出発!!しゅうさく君のリクエストにより音楽はJ-POP!!でなぜかLUNA SEAが流れる車内。快適な高速道路の旅。自分たちで運転している車だとチャイナバスに乗ってるのと感じが違ってアメリカを感じられる。

Drive_2

快適。

Drive_3

快適。

Drive_4

快適。

Drive_5

渋滞・・・

渋滞っす。

なぜかBGMがパンテラに変わったところで、車の流れが滞り始める。事故があったようだ。

それからも、標識を間違える(みんなで確認したのに)、そしてそのままNEWARKの空港になだれ込むなどいろいろあってなんとか到着。6時間半ほどかかった。えみりさんお待たせしました。

えみりさん、エディーさんご夫婦が住んでいる部屋に7月1日から入居することになっている。以前部屋見学の時、二日前からなのにもかかわらず、快く荷物を置いておくことを了解してもらえた。荷物を運び込み、車を置いて地下鉄でマンハッタンへ。

まずTimes Squareのバージンレコードへ、みんなCDを買い込む。ぼくはビレッジボイス(新聞)をゲット。今日のおもしろいライブを探す。それから48th St.の楽器街へ。そこで興味深いギターを発見。Fenderのフルアコ・・・しかもブリッジとかノブとかはオリジナルの木工細工。ふ~ん。でもヘッドにFenderのロゴがあるのは違和感あるな~~。で、試奏。結構悪くない。が値段がちょっと。あんまり新しいフルアコの鳴りがあんまりすきじゃないし、自分の古いのフルアコの鳴りのほうが好み(笑)

そして吉野屋へ。食事後二手に分かれる。今日は、ウェインショーターカルテットとハービーハンコックのコンサートのチケットが2枚取れたため、しん君としゅうさく君はカーネギーホールへ向かう。僕とりゅういち君は10時からのMatt Shulman(tp)のライブをfat catで見る事にする。なんとピアノはブラッドメルドーだ。時間があるのでBook Offに行くが閉店後で、地下鉄でビレッジへ。うろうろしたあと時間つぶしのために55Barへ。ライブは終わったあとだったので、取りあえず飲む。そしてfat catへ。

ここには二人とも初めて来る。(りゅういち君は初N.Y.) 地下に降りると基本的にビリアード場。で中にちっちゃい入り口があって、なかに怪しいステージがあった。一番前に並んだので、ブラッドメルドーを目の前で見ることが出来る。しかし・・・前日から徹夜で眠い。一曲に一度くらい睡魔におそわれ、気がついたら拍手だったりして、半分も見れなかった。惜しい。しかしやはりメルドーはすごかった。

えみりさんとの待ち合わせの時間が近づいているため、ライブは1ステージで切り上げ、しん君たちと合流を試みる。でも携帯がないためかなり時間がかかり結局、車までみんなたどり着いたのは深夜。えみりさんご迷惑をおかけしました。りゅういち君も新居に泊まる予定だったが、急遽帰ることにした。すみません。ぼくの段取りが悪くて、なんか居心地がわるかったのかも。こんどは、ぼくがちゃんとここに落ち着いたら遊びにきてください。よろしく。

そしてぼくは新居のリビングに泊めてもらう。徹夜疲れで翌日昼まで爆睡。

SUNDAY, JUNE 29

引っ越し中二日目。昼過ぎ目が覚める。マンハッタンへ。で吉野家。まずは携帯が欲しい。Times SquareのSprintに行く。展示品を見ると高い。が店員に聞くと割引されるらしい。売り切れとなっていたカメラ付きのやつが一台在庫があって一番安いみたいだ。あと料金プランも7月から新しくなるらしく、お特。で手に入れたのがこれ。

カラーで写真も取れます。(最後に携帯を使ったのが二年前の日本で、そのときは僕はモノクロのAUだった。)あとNationwide long distanceなんで、ボストンにも安くかけれる。

スタバで、携帯の電話帳に友達の番号を登録しながらうだうだする。ちょうど日曜日だったこともあり(この携帯、土日と深夜はかけ放題)みんなに電話をかけて番号をしらせる。すると、なんとベーシストのたかしくんがまだN.Y.に残っているらしい。JVC JAZZ FESTIVALを見にきた友人たちはてっきりみんな帰ったものだと思っていた。かれはGuggenheim美術館を見たくて旅を一日延長したらしい。

たかし君と合流しビリッジへ。う~ん今日は日曜日、人が多い。なんかの祭りか?。タイ料理屋に入る。ここは大当たりだった。ボストンのタイ料理とはひと味ちがう。ボストンのみなさんおすすめです。

THAI COOKING

今日はVillage VanguardでCharlie Haden, Paul Motian, Bill Mchenryのライブがあって二人で見る事にする。今日ボストンに帰る予定だった、たかし君はもう一日延長。2ndセットを見る事にしたので、それまでビリッジをうろつく。今日はやけに人が多い。でなんか怪しい雰囲気。

ゲイパレード

ともだちに会いに行く人たち。 20世紀少年参照

ともだち

半裸の男たちがいちゃついている。怪しすぎだ。日が暮れるにつれどんどん人が増えてさらに祭りの雰囲気が。大通りを渡れない。警官多すぎ。(翌日確認したところこの日はゲイ・パレードだったらしい・・・)たかし君はジャニーズ系ベーシスト、ボストンのアイドルです。この日は何度も声をかけられたらしい。恐ろしい。そしてライブ後も、深夜のピザ屋で・・・

ゲイパレード

ゲイパレード

時間まで55 barで時間をつぶす。クラレンス・ペンが出るらしいがVillage Vanguardにいくために始まる前に退出。おっ、なんか花火もやってますね。

花火

今日のVillage Vanguardは最高でした。テナーサックスのピアノレストリオだったので、ものすごく自由度がある。三人とも最高。特にBill Mchenryは初めて見たが、要注目の若手だろう。スタイル的にはクリス・チークやマーク・ターナーに近いものがあるが、最近N.Y.ではやってるのかな。ボストンにはこんな人いないね~。オリジナル曲を挟んでHow high the moonやAll of me,いかついベースラインのブルースを演奏した。

Village Vanguard

今日とまる所(警察署)

宿

ウソです。すみません。

MONDAY, JUNE 30

引っ越し中三日目。たかし君とアカデミーレコード(中古屋)へ。彼が前々から探していたクラシックの音源がいくつかあったらしい。ジャズはどんどん入れ替わっているが特に何も買わず。二週間前に来たばかりだしね。

昼過ぎたかし君がボストンに帰る。僕はちょっとのんびりしてから、家賃やデポジットを払うついでに、えみりさんの引っ越しの手伝いをする。引っ越し中、映画 を見る。2が7月2日公開だ。夕飯をごちそうになる。中華料理。

フォーチュン・クッキー

"A phone call to a good friend will ease your mind and lift your spirits. Lucky Numbers 4, 11, 14, 19, 20, 25,"

急いで55 bar に向かう。三日連続である。今日はマイク・スターントリオだ。(僕の昔のお師匠様である) ライブ後ニューヨークに引っ越してきた事を伝える。今回はリンカーンのベースの音が良かったことにびっくり。BPCやレガッタバーで見たときはあんまりだったのに。つまりはPAが悪いと言う事か。55 barは生だしね。日本で見てたときは良い音でてたような。今日はドリンク2杯付きのためか飲み過ぎた。

TUESDAY, JULY 1

マンハッタンだよ~

引っ越し最終日。日常品を買い足して、その後Book Offへ。漫画は良いね。密かに次にボストンに行くときのお土産も購入。48th St.の楽器街にあるCustom Guitarsにエフェクターのチェックをしにいく。数日前買った"t.c.electronicsのCHORUSプラス"をめん氏もかなり気に入ったようで、値段を見てきてくれといわれる。新品の値段をチェック。あとでめん氏に電話したところネットでも買えるらしい。(トニー談)

book off

48th St. Custom Guitars

ダンキンで日記を書きはじめる。そして買った本を読む。夕方になったので、新居に移動。エディーさんが帰ってくるまで、パソコンでサイトのバナー作り。最後の荷物の運び出しが終わり、完全に部屋の受け渡しが終わる。

ゆっくりと荷物をリビングから部屋へと運びはじめる。ベランダがすごく涼しくて眺めもいい。快適快適。寝るまでになんとか電化製品と楽器の設置が終わる。お風呂も広くていいな~~。

Book Offで買ったアナザ・ヘヴン(上下巻)を全部読み切り、就寝。