完全



ちょっと前の話。

最近話題の小説を、何かのきっかけだったかは忘れたが読み始めていた。ふとその文庫本の帯を見ると、”完全映画化”と書かれていた。なぜかその言葉が気になって仕方が無かった。対義語は不完全映画化・・違うな(笑)

少し前にあるテレビ番組で特集が組まれていて、僕はその映画が小説のストーリーを変えずにそのまま再現されているという事を知っていた。しかし”完全映画化”という言葉には少し違和感があった。あらすじは同じでも映像ですべての内容を表現できる訳ではないし、脚本と小説が”完全に”一字一句同じ訳がないし。

たぶんこういう映画化の時って、ストーリーまで変えなきゃならない場合がすごく多いのだろうな。主人公が男だったのが女になってたりとかも、ざらにあるしね。だからせめてストーリーくらい同じだったら”完全映画化”と妥協するのもいいのかも。

映画の宣伝文句やキャッチコピーほど怪しい物はないのかなと、思い返してみました。

投稿日時: 金 - 7 月 7, 2006 at 02:25 午前