勝負CD手段無く生きております。
先日は久々の土地にリハで出掛ける際、行きも帰りも乗り間違えると言う大変な目に遭いました。しかしそれでも目的地にはたどり着けると言う東京の網の目のような鉄道網はすばらしい。しかも帰りなんかはそっちの方が安くついてしまいました。新しい経路発見です。この辺は乗り換え案内とか検索しても分からない事が多いし、実際試してみないとね。いろいろ選択肢があると、時間による込み具合、掛かる時間、終電時刻、乗り換えの煩雑さなどなど、目的や荷物によって使い分かられるのでうれしいです。そして最近興味があるのはバスですね。しかし渋滞に巻き込まれそうで時間の予想が立てにくそうです。 最近勝負用CDが変わりました。勝負用下着みたいなもんですが、いろんな勝負に使われます。まあライブやレコーディングに限らず気合いを入れたい時のちょっと前に集中して聴くCDなんですね。持っているCDの中から気に入った物をいろいろと試して決めているのですが、歴代の物を乗り越えて最近イチオシの物がでてきました。 グラントグリーンのTALKIN' ABOUTというアルバムです。最近ウェスとグリーンばっかり聴いているのですが、このアルバムは気合いが入って凄く良いです。長らくグールドのゴールドベルグ(若い時の方)だったこともあり、その後コルトレーンの遺作EXPRESSIONだった時もありました。 自分が音楽を聴いてどんな気分になるかっていうのは結構おもしろいところで、意外な反応するときもあったり、後でなるほどと思う事もあります。パーカーは気合いが入るかなと思いきや、逆にもうこんなんあるんなら、僕なんて・・ってかんじでへなへなとなってしまいます。おもしろいことにバレンボイムのモーツァルトも同じ感じです。ゆったりとするのにはシューマンかドビュッシー、ゴールディーっていうことも。バルトークの弦楽はなんかそわそわした感じになります。関連は分かりませんがリストも同じ反応。もちろん全部大好きな音楽ですよ。 グラントグリーンといえばいろいろ経歴等を調べていって面白い事もありました。ギブソンのES-330っていうイメージもありますが晩年はようやくダキストにオリジナルモデルを作ってもらえたらしくこれを愛用したそうです。ダキストって伝統と革新の両方を備えた僕も一番好きなビルダーです。結局このギターはどうなったかというと、ウェスの愛用品などと共にベンソン先生のコレクションに加わっているそうです。彼が語るにはグリーンのダキストは彼が持っているギターの中でももっとも良い音がするらしい。もったいないからレコーディングとかでも使わないらしい(笑)。タモリさん、これってトリビアになりませんかね? ぼくもいつかオリジナルダキストが似合うようなギターリストになりたいものです。 投稿日時: 金 - 10 月 20, 2006 at 12:13 午後 |