日々確認。




Belkin Voice recorder for iPod
を手に入れてから、日々の練習の確認がしやすくなっている。これはiPodに接続して使うレコーダーである。

基本的に普段の練習で、マイナスワンや自分で録った伴奏にあわせてインプロヴァイズしているときは、必ずそれを録音することにしている。客観的に聴いて自分の演奏を評価していかないと(特にリズムについて注意している)練習の意味があまりないからだけど。

このレコーダーは大容量のハードディスクを用いていて録音時間を気にすることなく、演奏に集中できる。しかもパソコンへの転送もFirewireで高速である。ものすごく管理がしやすいのだ。ICレコーダーではあるが名前のとおりただのVoice Recorderであるし、モノラルのWAVオーディオファイル(低レート)だから、音質は良いわけではないしあるレベル(けっこう小さい音)ですぐクリップして音の判別がつかなくなる。本体と直接ドッキングさせるタイプなので、2分ごと(僕の場合)にハードディスクにアクセスして機械音のノイズが、録音に残ってしまう。

しかし、自宅での練習録音では全く問題はない。マイク(本体)の位置を工夫すれば普段の練習の音量でクリップはしないし、カセットテープで録っていたときより断然ましな音質である。自宅なのでバッテリーも気にしなくて良い。とりあえず練習を録り続けて、時間がある時に聞き直すだけ。頭だしも簡単。

この製品はリハーサルやライブを録音するためのICレコーダーと考えたら欠陥製品だが、本来はただのボイスレコーダーであり、それだけのものである。Appleには本格的な上級機種を期待したいのだが、噂によると最近かなり普及して来たiPodに簡単なオプション品を付けるだけで高音質の隠し撮りをされると問題になってくるということで、わざと低音質のものを発売しているというのもあるらしい。確かに誰かのコンサートを隠し撮りしてから軽くマスタリングしてネットなんかに流すのにかかる手間が、MDレコーダーなんかと比べると格段に楽だから、安易にやられたくないんだろうなと思った。

投稿日時: 水 - 12 月 24, 2003 at 07:43 午前