TV



朝から晩までオリンピックだ。しかも時差の関係で深夜も。日本って局数も少ないからこれだけ映してたらみんな見てるんだね。四年に一回ってのはちょうどいい間隔を考えたもんだね。三年に一回の天下一武道会より数えやすいし、現役選手にとってシビアな間隔ですね。(笑)

僕は子供の頃からテレビっ子だし最近でもぼーっとテレビを見てるのが好きです。このテレビってのが特殊なメディアであり娯楽なので、おもしろい。本やラジオなどと比べて完全な受け身でいられて、想像力を駆使する必要も無い。すごく身近に感じられて自然にすっと体に入ってくる。これがくせ者で、言ってみればテレビに操られているということだ。CMやプロモーションビデオなども取捨選択されずに体にはいっているはずだし、流行語や若者言葉というのもTVを媒介として広まる割合がきわめて高い。

日本はアメリカと比べるとテレビ局の数も限定されていて、みんな同じものを見ている。個々の局の質はアメリカとは比較にならないほど高いけれども。TVというものに関しては日本に於いては、見るor見ないという選択肢しか無いように思う。たぶん実際日本の何処に居ても、電波は受信できて(ケーブルなども含めて)日本のチャンネルが見れて、共通の話題がある。だから海外にいて日本ではないと感じられた一番おおきなポイントは、自由に日本のテレビが見れないということだった。多分僕の中では周りに日本人が一人も居なくて、環境が全く違っても家に帰って日本のテレビがリアルタイムに見れたとしたら、そこは日本のような気がする。(笑)もちろん今はネットでリアルタイムでニュースの動画が見れたりもするんだけど、受け身のみのテレビとは違う気がする。

ということで、テレビっ子は簡単にいらない情報から逃れることが出来た。TVを切るだけ。おもしろいメディアも増えて来たことだし。

ここで日本のテレビのいいところ。世界のありとあらゆるニュースを報道します。アメリカ人はローカルニュースしか興味ないのでそれに比べたら、すばらしいことです。世界を知るというのは。もちろん日本の局もそれぞれの報道の傾向があったり報道しないこともあったり、当たり前ですが。これは各局の系列の新聞社の傾向を見てもらえばよくわかることだし、足りないことや隠していることは誰かがネットで曝してくれるいい世の中になってます。

投稿日時: 木 - 8 月 19, 2004 at 03:43 午前