ゆく年、来る年。



今年もあっという間に過ぎてしまった感じがしていますね。年齢を重ねる毎に一年は短くなっていくのだろうか?短く感じていても充実していたら良いと思いたい。

今年は、Berkleeでトリオを作って演奏して大不評で卒業制作も作って卒業してニューヨークに来た。いっぱい演奏したけどあんまり曲は書かない一年だった。音楽をやっていてComposerがメインなんだけど、演奏がうまくなりたくなった。でニューヨークでギターを弾いている。全然実感はないけど充実してたのかな?

で、来年の課題ということで、来年?っていうかこれから先のことなんだけどあと10年くらいで、誰に見せても恥ずかしくない自分の音楽と演奏の基礎を作って行こうと思ってます。Berkleeを卒業するころのレベルの人って、もうあとはいろんな人に聴いてもらって前に突き進むだけって感じになってる場合が多いんだけど、僕はまだまだ全然踏み出せない感じかなと思ってます。

まあ来年はすぐに日本に帰国してとりあえず生活しないといけないんだけども(今決めた)まだ何をするか全然考えてないからね。ニューヨークにいた方が自分の音楽にとっては良いのかもしれないけどお金がないから帰るんだけど、十分ニューヨークは味わいました。全然これからの音楽的な準備はできてないけど、心構えはできたかなというところです。

まあまず手始めに、年末大掃除とギター点検、調整だけやっておこうかな。

さっきまで、三泊四日でめん氏 が来てました。うまいもん食って、いい音楽を聴きに行って、なんか飛び入りさせてもらったり、中古CD漁ったり、日本に帰国するいさむくんがN.Y.に寄っていたので遊びに行ったりしてました。忘年会気分でとても楽しかったです。

その飛び入りなんですが、三日目にまた何か見に行こうかってことになってネットで検索していたら、ふと思いついて井上智さんのサイトをチェックしていたら、Sheryl Bailey とのデュオが。Sherylはめん氏の先生で、今回遊びに来て会えたらいいなって感じだったんでナイス発見です。で、演奏もすばらしかった。ほんとに気持ちの良いJazz。二人ともすばらしいギターリストで最高の音楽が聴けました。でセットの合間に二人とお話ができたんですが、井上さんとは、2年前にBerkleeに入る前にIASJ の時に会っていて、覚えていてもらえてうれしかった。その後2セット目が始まったらなんかめん氏がステージに呼ばれてSherylと演奏。で井上さんに「次は君やるか?」って言ってもらって凄い嬉しかったけど、もう飲んでていきなり酔いが覚めた感じに。めん氏がすごく良い演奏してるからなんか緊張するし。で3セット目のときに井上さんにギターを借りてSherylとAll Bluesを演奏。僕はBerkleeにいたときにもSherylに習ったことがなかったので初めて演奏させてもらえて、かなり新鮮だったけど、うれしいとか思う前に、僕はすごく凄くビビってた。あとで凹んだしいろいろ課題が見つかったし本当に良い経験だったんだけど、疲れたね〜。井上さん本当にありがとうございました。また絶対に見に行きます。

その後Sherylの紹介でハーレムにあるBarでやってるジャムセッションを見に行くことになった。井上さんに車で送っていただいて、その住所の場所あたりになんとか到着した様子なんだけど見つからない。で井上さんが電話で友人にきいてくれて、地下で分かりにくいから音楽が聞こえるとこを探せってことになった。で、見つかったんだけど、ハーレムのど真ん中の普通の住宅地の地下一階で正面から看板が見えないっていうかなり微妙なところだった。オルガンセッションが始まって聴いてたら、めん氏が入ってきた黒人のおっさんを見て「あれ、Melvin Sparks だよ」って言ってたらそのおっさんがギター持って弾きはじめて、本物だった。3曲やったんだけどすごかった。ここは穴場ですね。ほんとに。

投稿日時: 火 - 12 月 30, 2003 at 08:10 午前